子育て待合室

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第54回 親の所有物ではない

 子は、親の思う通りには動いてくれません。
とくに生まれたばかりの赤ちゃんは、親の都合に合わせて寝たり起きたり排泄したり、飲んだり食べたり、 などしてはくれません...

第53回 病気の時こそお父さんの出番

 どうぞ、お父さんも診察室にお入りください。
 土曜日などは、クリニックまで車を運転して来て下さるお父さんも多いようです。昔の小児科では、診察室はおろか待合室でも...

第52回 予防接種の痛みをわかってあげてください

 予防接種は痛いものです。それでも、重い病気から身を守るためには、受けておいたほうがずっとよいことが多いのです。生まれてから学校に入るまでにこどもたちが受ける定期接種は、経口ポリオワクチンを除いて、なんと11回...

第51回 お母さんも「保護者」です

 ここ数年来、予防接種の際、問診票に保護者のサインをするようになっています。最近は少なくなりましたが、初めの頃は、ほとんどのお母さんたちが、こどもの父親の名前を代筆しようとしていました。でも、これはおかしな...

第50回 こどもの発達課題――愛着形成

 児童心理学の分野で、発達課題という専門用語があります。こどもの心の発達には、それぞれの年代に従ってこなすべき、順序の決まっている課題があり、その順番を飛び越えてあとのほうの課題を先取りしたところで、すこやかな発達をとげることはできない、という...

第49回 よその大人と話をする

 最近のこどもたちには、こういう機会が少なくなっているような気がします。 マンション住まいであれば、お隣さんと顔を合わせることもあまりないかもしれません。こどもだけで、家から少し離れたところに遊びにいくことも、今の時代には、なかなか難しいかもしれません...

第48回 汗をかいて身体を鍛(きた)えましょう

 今年の夏は連日、気温が35℃近くまで上がる記録的な猛暑でした。25℃を切らない熱帯夜も続きました。これだけ暑いとどこの家でもエアコンのスイッチが入り、やがてその涼しさに慣れてしまい、結果、エアコン漬けという状態になりがちだったかもしれません...

第47回 こどもは一人一人が別のプログラム

 こどもが成長していくのには、とても長い時間がかかります。いつも身近にいる親にとっては、とくにゆっくりに感じるものです。
 なぜでしょうか?親として子を思うあまり、早く大きくなってほしい、早く。...

第46回 かわいい子には"旅"をさせよ

 新学期。初めて学校に行くこどもたち。
新一年生は、こどもも親もピカピカして喜びに満ち溢れている、と毎年感じています。でも、もしかすると、心の中ではハラハラとドキドキの不安と緊張でいっぱいかもしれませんね。...

第45回 わが家のルール

 この春、次男が大学を卒業して歯科医師国家試験に合格し、ようやく社会人の仲間入りを果たしました。といっても、あと1年間は研修医としての見習い期間で、世の中に通用するような歯科医師としての技量と人間性を磨かなければなりません。...

第44回 熱さえなければいいのでしょうか?

 こどもの体調がすぐれない時、どういうタイミングで医療機関を受診するか、なかなかむずかしい問題だと思います。
 特にむずかしいのが、軽度の鼻汁や咳などがダラダラと続いているような時...

第43回 あ、泣きやんでいる

 1歳半健診でクリニックを訪れるこどもたち。性格もだいぶはっきりしてきます。 ときどき初めの身体計測のときから診察が終わる最後まで、ずーっと泣きっぱなしの子も見かけます。もしかするとその子は、ふだんからちょっとしたことですぐ泣いて...

第42回 赤ちゃんたちのレッグウォーマー

 今年は冬が早く来ているように感じます。いつもより厚着をして早めの冬支度が始まりました。
クリニックで患者さんたちを診ていて、最近、よく見かけるようになったのが、赤ちゃんたちのレッグウオーマー。カラフルであたたかそうです。まだ小さな赤ちゃんたちが...

第41回 タバコ、やめましょう

 先日、千葉市小児科医会の集まりで、禁煙についての小講演会を企画しました。講師は市内で禁煙外来を行なっている、女性の内科開業医の先生です。おもに受動喫煙の問題について語って...

第40回 じつはトマトが苦手だった!?

二人の息子たちを保育所に預けて勤務医をしていた頃から、患者さんの状態急変や当直などで、彼らに夕ごはんを食べさせてやれないことがよくありました。そんなときには決まって、近くに住むKさんが二人を保育所から連れ帰ってご飯を食べさせたり、一緒に...

第39回 本当の親の愛とは

「えっ、こどもをしかってもいいんですか?」
「えっ、赤ちゃんを泣かせておいてもいいんですか?」  

 最近、乳児健診でこんな質問をされることが多くなってこちらのほうが、エーッと絶句して...

第38回 がんばらない
  新学期が始まって1ヵ月がたって、こどもたちも新しい環境にだいぶ慣れてきたことでしょう。親子ともども、当初の緊張もほぐれて、新生活を楽しむ心のゆとりも出てきたところでしょうか? そろそろ、年齢の小さいこどもたちから、...
第37回 保育所に入るということ
 4月になって新たに集団保育を始めるこどもたちもいることでしょう。こどもが小さいうちは母親が育てるべき、という意見も相変わらず根強くあるようです。
 一方、アメリカの国立小児保健人間発達研究所が行なった最近の研究結果によれば、...
第36回 一期一会
 今はもう、あまり使うことのなくなった息子たちの部屋を掃除していて、ふと、こんな言葉が思い浮かびました。
一期一会(いちごいちえ)  。改めて辞書を引いてみるとこんな説明があります。
「茶会に臨む際には、その機会は一生に一度のものと心得て...
第35回 欲しいものすべてを手に入れることはできない
 モノがあふれ、なんでも便利になって、一見豊かで快適に思えた現代の消費文化。それがピークを過ぎて、不況不況と騒がれる時代になりました。いつまでたっても、その不況の出口が見つからないみたいです。それほどまでに、私たちの生活は苦しく困難なものでしょうか?...
第34回 行き着くところはどこなのか?
 最近の新聞に、こどもの教育現場での格差が広がっているということが書かれていました。地域によって差はあるものの、公立の小中学校では、文房具代や給食費、修学旅行費などへの援助を受ける児童の割合が、以前よりも増えているそうです。高校でも、授業料免除を受ける生徒の割合が...
第33回 スローフードへ
 日頃、診察をしていると、手足だけでなく全身が黄色いこどもたちを多く見かけます。もちろん、日本人は黄色人種ですから、皮膚の色は皆、黄色っぽいといえば黄色っぽいのですが、一緒にいらしたお父さんお母さんと、...
第32回 絶食療法
 インフルエンザの流行が目立たなかったかわりに、去年の秋以来、ウイルス性の胃腸炎にかかるこどもたちが続きました。いわゆる「吐きくだし」です。文字通り、飲んでは吐いて下痢をするのが止まらなくなります。顔色も悪くなり元気もどんどんなくなっていきます。こんな時、そばで見ている家族は、...
第31回 医療のコンビニ化
 千葉市では、休日急病診療所や夜間救急診療所(夜救診)の存在が広く知られるようになって、かかりつけ医の診療時間が過ぎた後でも、病気のこどもたちは、心配ならばいつでも夜通し、診療を受けられるようにな...
第30回 弟、妹の誕生
 初めての妹や弟が生まれると、ちっちゃなお兄ちゃん、お姉ちゃんは大変です。世の中がひっくり返ったくらいの大ショックを受けます。それまでは、世界中のすべてのものが自分を中心にして...
第29回 "かぜ"は自然になおるもの
 “かぜ”と一口に言っても、定義するのはなかなか難しいものです。
「突然の発熱や、くしゃみ、鼻水、咳などの呼吸器症状や、嘔吐、下痢などの消化器症状をきたす...
第28回 夏休み
 春先からハナミズやセキなどの気道症状が続いて、頻繁に通院していたこどもたちも、夏になって少し症状が落ち着いてきました。学校や幼稚園が夏休みになって、ハヤリヤマイもしばらくの間、お休みになります...
第27回 もっとこどもと話をしましょう
 昔々の娘時代、学校から帰ってくると、母が用意してくれたおやつを姉と3人で食べながら、よくおしゃべりをしたものでした。それは小学校高学年から中学高校時代と長い期間続いた習慣でした。何を話していたのかはもう...
第26回 こどもが病気の時、働く母親は?
 子育ては、言うまでもなく本当に大変な大事業です。まして、働くお母さんたちにとっては、かなりの困難が伴うことでしょう。自分自身の仕事を責任を持って。...
第25回 こどもの世界
全国病児保育協議会関東ブロック大会という集まりが、昨年11月に千葉市で開催されました。その時に、東京都で開業の小児科医、U先生が、絵本の世界とこどもたちをテーマにした大変すばらしい講演をしてくださいました。...